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2002年も終わりに近くなって突如としてリリースされました。この業界ではライブアルバムのリリースというのは結構?的なところがありまして、また新作の声も聞こえ始めていたのできちんとリリースされてびっくりでした(笑)ライブアルバムとは特異なもので曲の好みは千人十色、アルバムレビューも難しいものです。楽曲はすでにリリースされたものに含まれたてるものばかりですのでここでは楽曲についてのレビューは割愛、完全な個人レビューとなってしまうことをお許しください。 まず私の好みからすると、Ritchieのギターが小さい!ほかの楽器に埋もれて聞き取りにくいですね。私はRitchieとCandiceがインタビューなどで披露する2だけの生演奏のようなアンサンブルに惹かれますのでRitchieのギターが小さいのは寂しい。また私がギターを弾くということにも関係しているのでしょうけれど生ギターが使われないということも寂しいです。Ritchieの弾きだすアコースティックのトーンにはえもいわれぬ雰囲気を感じますので。それから、できればフルアコースティック(エレキギターを使わない、またそういった楽曲をやらない)ライブを聞いてみたい。それをこのライブアルバムに望むのはどうかと思いますのでせめてノーカットで出してほしかったと思います。特に日本版では私の大好きな曲がカットされていたりで残念でなりませんでした。またこういったバンドのライブアルバムはある種のイメージ、彼らがどういったバンドであるかを聞いて取れるアルバムであったほうがいいと思います。Ritchie、Candyともにあまりプロデュースされたアルバムではライブの意味がなくなる、と言っていましたがアドリブやミストーンを直すのではなく、例えそれがどこで行われたのか、という雰囲気を壊そうとも音やアンサンブルのミックスをスタジオアルバムくらいに整ったものにしたほうが彼らのイメージを伝えられてよいのではないかと思います。ロックバンドではないのですから。 2002年11月20日:ヤマハミュージックコミュニケーションズからリリース |
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2003年、矢継ぎ早に4枚目のアルバムがリリースされました。エレキギターは3枚目と同様にフィーチャーされていますがものの見事に調和しています。1,2作目の雰囲気を戻し3作目のチャレンジが吸収され更に1歩進んだBlackmore's
Nightの世界が完成しました。もっともRitchieとCandiceのこと、更なる飛躍も考えられますが。3作目同様、エレキギターが耳を惹く1曲目「Way to
Mandaley」から始まりますがなんとすばらしいことか、牧歌的エレキポップとでもいうほど完全に彼らの世界です。2作目を支配していた雰囲気がこの曲にはあります。エレキサウンドは完全に彼らの曲に調和しました。Jethro
Tullに通じる世界観を感じます。ともすると前作ロック色が強くなりすぎボーカルパートとして弱く感じられた(という声が結構ありました)Candiceのボーカルも今回のアルバムでは彼女以外でははまり得ないほど見事に調和しています。秀逸はバラード、悲しげな曲が多い本作ですがそのどれもがすばらしい。バラードはいろいろなジャンルでいろいろな人が歌っていますし時にそれらのほうがすばらしい場合があります。わたくしもバラードというものに特に魅力は感じたことはなかったのですが今回はやられました。涙が止まりません。 この作品で彼らの「ルネッサンス音楽を模したモダン・ミュージック」は更なる発展を得たと思います。 2003年7月1日:ヤマハミュージックコミュニケーションズからりリース |
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